2026年3月– date –
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CRAFT
手縫いにこだわる理由。ミシンを買えないから始まった話。
正直に言う。最初に手縫いを選んだ理由は、ミシンを買うお金がなかったからだ。 革用のミシンは高い。工業用だと数十万円する。革細工を始めたばかりの頃、そんな余裕はなかった。だから菱目打ちで穴を開けて、針と糸で一針一針縫った。それが始まりだ。 ... -
CRAFT
革小物ができるまで。CBRO.mの制作工程。
作り始めるとき、最初に決めるのはメインのモチーフだ。 スカルなのか、パンサーなのか、薔薇なのか。まずそれを決めて、革の上に大まかに配置する。そこからが面白い。隙間をどう埋めるか、その日の気分で決める。ノーチカルスターを入れようか、スワロー... -
STORY
Día de los Muertos。メキシコの死者の日と、生きることへの祝福。
毎年11月1日と2日、メキシコでは死者を祝う祭りが行われる。Día de los Muertos——死者の日だ。 日本のお盆に似ていると言われるが、全然違う。お盆が静かに故人を偲ぶ時間だとすれば、死者の日は派手に、陽気に、賑やかに死者を迎える祭りだ。色とりどりの... -
STORY
アメリカントラディショナルタトゥーとは何か。オールドスクールの美学。
タトゥーの世界には様々なスタイルがある。リアリスティック、ジャパニーズ、ニュースクール——その中でも最も歴史が古く、今もなお愛され続けているのがアメリカントラディショナル、通称オールドスクールだ。 19世紀末のアメリカで生まれたこのスタイルは... -
STORY
革財布かスマホケースか。キャッシュレス時代の、持ち物の選び方。
財布を持ち歩かなくなって、もう何年も経つ。 スマホ一台あれば、コンビニでも飲食店でも、交通機関でも全部払える。カードも免許証もスマホの背面に収納してある。バッグの中が軽くなった。 それでも革財布が好きな人の気持ちはわかる。 手に取ったときの... -
WORKS
ポケットの中の死生観。手描きタトゥーアートのレザースマホケース。
スマホ一台で全部完結する生活が好きだ。財布を持ち歩かなくていい、カードもスマホに集約できる。そういうライフスタイルを自分も実践しているし、もっと広まってほしいとも思っている。 だからCBRO.mのスマホケースは、その考え方をそのまま形にした。 ... -
CRAFT
なぜ革にシルクスクリーンを使うのか。手描きとの違いと、その先にあるもの。
革細工を始めるずっと前から、シルクスクリーンでTシャツを作って遊んでいた。 自分でデザインを描いて、版を作って、インクを刷る。その工程が好きだった。革細工を始めてからも、アパレルとして革小物と並行してTシャツを販売していた。 あるとき思った... -
CRAFT
タンニン鞣し革とは。なぜCBRO.mはこの革を選ぶのか。
革には大きく分けて2種類の鞣し方がある。クロム鞣しとタンニン鞣しだ。 クロム鞣しは化学薬品を使って短時間で加工する方法で、柔らかくて均一な仕上がりになる。安価で大量生産に向いているため、市場に出回っている革製品のほとんどはこちらだ。 タンニ... -
STORY
メメントモリ。死を想うことで、今を生きる。
メメントモリ。(Memento Mori)ラテン語で「死を想え」という意味だ。 中世ヨーロッパで生まれたこの言葉は、貴族や聖職者たちへの戒めだった。どんなに偉かろうが、金持ちだろうが、必ず死ぬ。だから今を大切に生きろ、という意味だ。 スカル、薔薇、ナ... -
STORY
なぜ私は革に手描きするのか。
欲しいものが見つからなかった。 財布でも、キーケースでも、「これだ」と思えるものがなかった。タトゥーアートが好きで、スケートパンクが好きで、メキシカンの骸骨に惹かれる自分が「これを持ちたい」と思えるものが、どこにも売っていなかった。 だか...
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